先進医療

本院では、厚生労働省の承認を受けて、下記の先進医療を実施しております。

また、特定承認保険医療機関として鹿児島県知事の承認を受けており、その費用の一部については保険適用外併用療養費(保険適用)として取扱うことができます。 先進医療に関しましては、実施診療科窓口までお問い合わせ下さい。

先進医療とは

「厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養であって、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養」として、厚生労働大臣が定める「評価医療」の1つとされています。

 

  1. 「先進医療に係る費用」は、患者さんが全額自己負担することになります。
  2. 「先進医用に係る費用」以外の通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は、一般の保険診療と同様に扱われます。つまり、一般保険診療と共通する部分は保険給付されるため、各種健康保険制度における一部負担金を支払うこととなります。

医科

平成29年8月1日現在

パクリタキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS-1内服併用療法腹膜播種又は進行性胃がん(腹水細胞診又は腹腔洗浄細胞診により遊離がん細胞を認めるものに限る)
先進医療の概要 腹腔ポートより、パクリタキセルを腹腔内に直接投与する。また、全身化学療法として、経口抗悪性腫瘍剤であるS-1の内服及びパクリタキセル経静脈投与を併用する。本療法(1)腫瘍の振興が確認される、(2)有害事象により継続困難となる、(3)治療が奏効くして腹膜播種や腹腔内遊離がん細胞が消失する、のいずれかの状況に至まで反復する。(3)の場合には、根治的手術の実施を考慮する。
先進医療に係る費用
(全額自己負担)
3,810円
承認年月日 平成23年11月1日
実施診療科 消化器外科
急性リンパ性白血病細胞の免疫遺伝子再構成を利用した定量的PCR法による骨髄微小残存病変(MRD)量の測定
先進医療の概要 初発時に白血病細胞の免疫グロブリンまたはT細胞受容体遺伝子の再構成をPCRで検出し、症例特異的プライマーを作成する。次にALLの化学療法開始5週(ポイント1、TP1)および12週(ポイント2、TP2)の骨髄MRD量を、初発時に作成したプライマーを用いてRQ-PCRにて定量的に測定し、MRD量が少ない(10-4未満=腫瘍細胞が1万個に1個未満)低リスク群、MRD量が多い高リスク群(10-3以上=腫瘍細胞が千個に1個以上)、それ以外の中間リスク群の3群に分類する。具体的には、施設で採取したTP1とTP2の骨髄のMRD量を治療開始後12-14週の間に測定し、結果をALL治療プロトコールで定められたリスク別層別化治療を実施する。
先進医療に係る費用(全額自己負担) 1患者あたり94,041円
(愛知医科大学病院に委託)
1患者あたり103,000円
(名古屋医療センターに委託)
承認年月日 平成25年3月1日 平成28年9月26日
実施診療科 小児科
 内視鏡下甲状腺悪性腫瘍手術
先進医療の概要 内視鏡下頸部良性腫瘍摘出術と同じ
先進医療に係る費用
(全額自己負担)
193,619円
承認年月日 平成26年3月1日
実施診療科

消化器・乳腺甲状腺外科

術前のTS-1内服投与、パクリタキセル静脈内及び腹腔内投与並びに術後のパクリタキセル静脈内及び腹腔内投与の併用療法
先進医療の概要

対象症例は、21日を1コースとし、TS-1は基準量(80mg/m2)を14日間内服し、7日間休薬する。パクリタキセルは第1, 8日目に50mg/m2を経静脈投与、20mg/m2を腹腔内投与する。術前に3コース施行後42日以内(56日間まで許容)に手術を施行する。加えて術術後は21日を1コースとし、パクリタキセルを第1, 8日目に50mg/m2経静脈投与、20mg/m2腹腔内投与を3コース施行する。

先進医療に係る費用
(全額自己負担)
1患者あたり 6,020円(投与1回当たり)
承認年月日 平成27年4月1日
実施診療科

消化器外科

 インターフェロンα皮下投与及びジドブジン経口投与の併用療法
先進医療の概要

対象症例は、くすぶり型と慢性型成人T 細胞白血病リンパ腫(ATL)に対してIFNα/AZT 療法群とWatchful waiting群の2群に無作為割り付けを実施。主要評価項目として無イベント生存期間を両群で比較する多施設共同無作為割り付け試験。組み込み予定症例は片群37例、両群74例。登録期間3年、追跡期間2年、総試験期間5年である。IFNα/AZT 療法群に割りつけられた症例には、レトロビル(R)カプセル(600 mg)を連日経口投与する。また、IFNαとしてスミフェロン(R)注DS 300万単位を1サイクル目には1日1回連日皮下投与し、day8から600万単位に増量する。2サイクル目以降はday1から600万単位を投与する。1治療サイクルを28日(4週)とし、 第4治療サイクルからはレトロビル(R)カプセル(400 mg)を連日経口投与、スミフェロン(R)注DS 300万単位を連日皮下投与に減量する。当初10日間入院し、以後外来治療を増悪または毒性中止まで継続する。この間、2週毎に外来受診し、日和見感染予防薬の連日内服と定期的な診察と血液/画像検査を行う。

先進医療に係る費用
(全額自己負担)
患者負担は生じない
承認年月日 平成27年4月1日
実施診療科

血液・膠原病内科

放射線照射前に大量メトトレキサート療法を行った後のテモゾロミド内服投与及び放射線治療の併用療法並びにテモゾロミド内服投与の維持療法
先進医療の概要

対象症例は、初発中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)に対する照射前大量メトトレキサート療法(HD-MTX療法)+テモゾロミド(TMZ)併用放射線療法+維持TMZ療法が、標準治療である照射前大量メトトレキサート療法(HD-MTX療法)+放射線治療に対して優れていることをランダム化比較試験にて検証する。

先進医療に係る費用
(全額自己負担)
1患者あたり 84,723円
承認年月日 平成27年5月1日
実施診療科

脳神経外科

十二種類の腫瘍抗原ペプチドによるテーラーメイドのがんワクチン療法
先進医療の概要

血液検査にてヒト白血球抗原(HLA)のタイプがHLAーA24陽性であることを確認する。次にHLA-24により特異的に抗原提示される12種類のがんペプチドに対する血液中の抗体量を測定し、抗体量の多い、つまり免疫反応性が高いと推測されるがんペプチドを最大4種類まで選択する。以上のように患者個別に選択したがんペプチドワクチンを、それぞれ週に1回の頻度で皮下注射し、計8回投与にて第1治療期間終了とする。第2治療期間以降は2週間に1回の頻度とし、1治療期間の投与回数は同様に計8回とする。

先進医療に係る費用
(全額自己負担)
1回あたり 66,385円
承認年月日 平成27年6月1日
実施診療科

泌尿器科

腹腔鏡下広汎子宮全摘術
先進医療の概要

手術の概要は従来行われて来た腹式広汎子宮全摘術を腹腔鏡下に以下のステップで行う。
[1] まず腹腔鏡下に骨盤リンパ節郭清を系統的に行う。
[2] 次いで膀胱側腔及び直腸側腔を十分に展開した後に、前中後子宮支帯を分離切断する。
[3] 腟管を切開し余剰腟壁をつけて子宮を経腟的に摘出する。 安全性及び有効性については
Primary endopoint;切除標本の病理組織学的所見による根治性の評価と3年無再発生存期間
Secondary endopoint;無再発生存期間、3年5年全生存割合、手術時間、術中出血量、輸血率、術中合併症の有無、術後合併症の有無、術後QOLの評価等とし、これらを検証し安全性が同等で有効性が開腹術を上回ることを当院での開腹術の成績及び過去の手術治療成績の報告と比較証明する。

先進医療に係る費用
(全額自己負担)
1患者あたり 517,000円
承認年月日 平成27年10月1日
実施診療科

産科婦人科

131I-MIBGを用いた内照射療法難治性褐色細胞腫(パラガングルオーマを含む)
先進医療の概要 褐色細胞腫のうち、(1)初発時に原発巣の高度な局所進展を有するもの、(2)初発時に遠隔転移を有するもの、(3)外科的切除後に局所再発を来したもの、(4)外科的切除後に遠隔転移を生じたもののいずれかで、かつ外科的切除や根治的放射線外照射が不可能なものは難治性の褐色細胞腫と考えられる。
本先進医療は、I-123標識3-ヨードペシジルグアニジン(I-123 3-iodo-benzylguanidine:123I-MIBG)集積陽性のこれら難治性褐色細胞腫(パラガングリオーマを含む)患者を対象として放射線内照射療法用薬剤であるI-131 標識3-ヨードベンジルグアニジン(131I-MIBG)を投与し、その安全性及び有効性を評価する。
先進医療に係る費用
(全額自己負担)
1患者1コースあたり 19,960円
承認年月日 平成28年4月1日
実施診療科

放射線科

腹腔鏡下センチネルリンパ節生検 早期胃がん
先進医療の概要 本試験は術前診断T1N0m0、腫瘍長径4cm以下と診断された単発性の早期胃癌症例を対象として、「SNをLN転移の指標とした個別化手術群」を行い、その根治性・安全性を検証する第Ⅱ相多施設共同単群試験である。すべての症例にSN生検を行い、術中SN転移陰性の場合にはSN流域切除を原則とした縮小胃切除(噴門側胃切除、幽門保存胃切除、胃部分切除、分節切除)を行って「縮小手術群」(A群)とする。流域切除範囲によって縮小手術が困難な場合には従来通りの胃切除術(幽門側胃切除術・胃全摘術)(B群)を実施する。また、SN転移が陽性の場合にはD2LN郭清と定型胃切除(幽門側胃切除・胃全摘術)(C群)を行う。Primary Endpointは5年無再発生存割合、Secondary EndpointsはSN同定率、転移検出感度、3年無再発生存割合、3年・5年全生存割合、術後QOLとする。Primary Endpointすなわち個別化手術の根治性・安全性の評価は、本試験登録A~C群(個別化手術群)の手術成績とこれまで報告されてきた同じ早期胃癌に対する手術成績を比較し、A群のみの部分集団での予後についてもSecondary Endpontとして同時に検証する。術後QOLに関しては「個別化手術群」内での比較も行う。
先進医療に係る費用
(全額自己負担)
1患者1回あたり 43,330円
承認年月日

平成28年7月1日

実施診療科

消化器外科

mFOLFOX6+パクリタキセル腹腔内投与併用療法
先進医療の概要 経口摂取困難な腹膜播種陽性胃癌症例を対象として、mFOLFOX6+パクリタキセル腹腔内投与療法を施行し、有効性と安全性を評価する。28日間を1コースとして、第1日目と第15日にレボホリナートおよびオキサリプラチンを点滴静注した後、フルオロウラシルを急速静注し、その後、5-FUを持続静注する(mFOLFOX6療法)。mFOLFOX6療法と併用して、第1,8,15日にPTXを腹腔内投与する。主要評価項目は1年全生存割合、副次的評価項目は無増悪性生存期間、治療成功期間、奏効割合、腹水細胞診陰性化割合、有害事象発現状況とする。本試験には、先進医療制度化に腹腔内化学療法の臨床試験を実施中の腹腔内化学療法研究会の15施設が参加し、登録症例数は34例を予定する。
先進医療に係る費用
(全額自己負担)
1患者1コースあたり 32,000円
承認年月日 平成28年9月1日
実施診療科

消化器外科

テモゾロミド用量強化療法 膠芽腫(初発時の初期治療後に再発又は増悪したものに限る。)
先進医療の概要

初回再発および増悪膠芽腫に対して、用量強化テモゾロミド療法とその再発後のベバシズマブ療法の優越性を標準治療であるベバシズマブ療法とのランダム化比較試験にて検証する。
■ A群(ベバシズマブ療法群)
14日(-1日~+3日以内)を1コースとしてベバシズマブ10 mg/kgをday 1に静脈内点滴
注射、中止規準に該当するまで継続する。
■ B群(用量強化テモゾロミド、再発後ベバシズマブ療法群)
1) 一次治療
Day1~7テモゾロミド120 mg/m2/day、1日1回内服投与
14日(-1日~+3日以内)を1コースとして最大48コース繰り返す。
*3コース目に増量規準を満たした場合150 mg/m2/dayに増量する。
2) 二次治療
・一次治療完了後、または原病の増悪以外による一次治療中止後で、増悪を認めない場合は増悪を認めるまで無治療経過観察とする。
・一次治療完了後、または原病の増悪以外による一次治療中止後、MRI画像上で再発・増悪が認められた場合、二次治療としてベバシズマブ療法を行う。
・ベバシズマブの投与方法は、A群での治療法と同じ投与方法とする。
・ただし、再発・増悪後の治療のため、コース開始規準はA群とは異なる。
14日(-1日~+3日以内)を1コースとしてベバシズマブ 10 mg/kgをday 1に静注する。

先進医療に係る費用
(全額自己負担)
1患者48コースあたり 14,678,019円
1患者48コースあたり (93,120円)
承認年月日 平成29年2月1日
実施診療科

脳神経外科

歯科

歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法
先進医療の概要 セメント室の形成に関与する蛋白質を主成分とする歯周組織再生誘導材料(エムドゲインゲル)を用い、歯周組織の再生を促す低侵襲な外科的治療法
先進医療に係る費用
(全額自己負担)
41,300円 (1回の手術につき)
承認年月日 平成19年10月1日
実施診療科 歯周病科

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