臨床工学部門

臨床工学部門は、臨床技術部に所属する臨床工学技士による組織で、平成30年4月現在22名で

24時間365日体制での臨床業務、機器管理対応を行っている。

業務構成図

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各業務内容

人工心肺業務

18

人工心肺業務は1症例あたり2名厳守とし、外回り・補助業務1名を加えた計3名にて対応している。並列人工心肺症例にはOP1業務担当者を加える体制。

◇2017年 年間人工心肺件数:総件数 202件


手術部機器管理業務

33

麻酔器、電気メス、輸血・輸液加温装置等の手術部機器の保守管理、硬性・軟性内視鏡装置の選定、また手術室内検査装置のメンテナンスや消耗品の在庫管理、その他機器のトラブル対応を実施。

◇2017年 年間手術部対応件数:総件数 2,330件


眼科手術業務

35

白内障/硝子体手術装置、眼内内視鏡、レーザー装置、冷凍凝固装置、電気凝固装置(ジアテルミー)といったME機器の準備・操作といった業務を定例手術日(月・火・木)に実施。

◇2017年 眼科手術立会件数:総件数 1,123件


術中神経モニタリング業務

37

周術期の神経合併症として運動機能、感覚機能、視覚・聴覚機能障害がある。術中神経モニタリングは、神経合併症の発生防止の一つとして術中から神経モニタリングを行い、波形の振幅の減少や延時から異常を察知し、術式や患者管理法を修正することで神経学的合併症の軽減に寄与することを目的としている。2016年4月より、脳神経外科領域手術にて臨床工学技士が配置され業務を実施。

◇2017年 術中神経モニタリング件数:総件数158件   

(MEP:130件、SEP:5件、ABR:14件、EEG:6件、VEP:2件、動眼神経:1件)


内視鏡下手術支援ロボット業務

36

内視鏡下手術支援ロボットを用いた手術は、従来の開腹手術・内視鏡下手術に比べ、低侵襲で出血量を抑えられ、術後の疼痛軽減や機能温存の向上や合併症リスクの大幅な回避を図ることができる。当院では、2017年1月より内視鏡下手術支援ロボット「da Vinci Xi」を導入。泌尿器科及び産婦人科領域の手術において、装置セッティングやドレーピング補助、ロールイン・ロールアウト時のペーシェントカート操作、トラブル対応等の業務を臨床工学技士にて実施。

◇2017年 年間内視鏡下支援ロボット手術件数:総件数 42件

                      (泌尿器科:30件、産婦人科:12件)


血液浄化療法部業務

21

血液浄化療法部では、腎不全に対する血液透析治療から、自己免疫疾患や肝臓疾患、その他さまざまな疾患に対するアフェレーシス治療を実施。近年、免疫吸着療法(IAPP)を多く実施。

◇2017年 血液浄化療法部業務実績 総件数:2,325件

・血液透析:1,472件

・血液透析濾過(On-Line HDF):213件

・免疫吸着(IAPP):483件

・LDL吸着:12件

・全血漿交換(PE):26件

・二重濾過血漿交換(DFPP):28件

・選択的血漿交換(SePE):34件

・その他:57件


救急集中治療業務

30

2009年4月より集中治療部(ICU)に臨床工学技士が専従となり、血液浄化、人工呼吸器、補助循環及びその他診療を実施。2013年12月より2名体制の休日日勤、2015年7月より1名体制の当直体制にて対応している。また、2014年4月より救急部においても兼務で対応。

◇2017年 救急集中治療血液浄化実績 総件数:1,389件

・CRRT:1,171件

・I-HD:73件

・C-On Line HDF:52件

・I-On Line HDF:15件

・PMX-DHP:31件

・iPE:22件

・その他:25件

◇2017年 補助循環年間実績

 ・IABP:23症例

・V-A ECMO:12症例、V-V ECMO:1症例


高気圧酸素療法業務

34

第2種高気圧酸素療法装置を用いて、術後イレウスや突発性難聴、術後感染などの症例に対して治療を実施。

◇2017年総治療件数:総件数 2,108件

           (救急件数:115件、非救急件数:1,993件)


心臓カテーテル検査業務

23

不整脈治療における電気生理学的検査システム、高周波カテーテルアブレーション関連機器の準備と操作、および得られる生体情報の監視業務に従事。急変時における各種補助循環装置を用いた対応も実施。

◇2017年カテーテルアブレーション施行件数:総件数 113件

               埋込み型デバイス施行件数:総件数 73件


医療機器管理業務

31

人工呼吸器、輸液・シリンジポンプなどの貸出、返却における機器管理業務その他集中治療部、救急部における除細動装置の保守点検、病棟貸出モニターのチャンネル設定、各種機器トラブル対応を実施。

◇2017年 ME機器センター管理対象機器:227機種 1713台


人工呼吸器管理業務

38

平成18年4月より人工呼吸器の中央管理を当センターにて開始しており、機器の貸出・点検・保守、人工呼吸器ラウンド、定期回路交換、人工呼吸器装着患者の搬送等をMEにて実施。

◇2017年 ME機器センター管理 人工呼吸器台数:20機種 56台

 ・人工呼吸器関連トラブル等対応件数:総件数 1,347件

 ・人工呼吸器使用患者院内搬送件数:総件数 319件


内視鏡洗浄業務

27

内視鏡洗浄室を中心とした洗浄の一元化を目的に、当部門に内視鏡洗浄員が所属。内視鏡洗浄作業を始め、院内の軟性内視鏡や光源・モニタなどの内視鏡関連装置の情報整理を実施。

◇2017年 年間内視鏡洗浄本数:総本数 8,558本


臨床研修センター業務

26

卒後研修に限らず、県内すべての医療職に研修の場を提供する目的とし開設された総合臨床研修センターにて、施設見学者の対応、各種バーチャルリアリティ・シュミュレータの使用方法や日常点検、トラブル対応等を実施。


勉強会開催、学会発表

院内勉強会開催

28

◇2017年開催実績

 人工心肺(補助循環も含む)関連研修会:1件

 人工呼吸器関連研修会:11件

 除細動器関連研修会:3件

 閉鎖式保育器関連研修会:3件

 血液浄化療法関連研修会:1件

 その他各種医療機器研修会:17件


研究・学会報告

29

◇2017年学会発表、講演、座長数:34件

日本透析医学会学術集会・総会、日本臨床工学会、九州臨床工学会、鹿児島県臨床工学研究会、日本アフェレシス学会学術大会、日本集中治療医学会、日本体外循環技術医学会

認定資格取得者

 ・透析技術認定士:8名

 ・血液浄化専門臨床工学技士:1名

 ・4学会合同体外循環認定士:2名

 ・3学会合同呼吸療法認定士:6名

 ・臨床高気圧酸素治療装置操作技師:2名

 ・Intervention Technical Expert:1名

 ・日本DMAT隊員:3名

 ・FCCS:2名

      ※2017年12月時点

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