院長挨拶

病院長 熊本 一朗

 

 病院長挨拶鹿児島大学病院の運営には、日ごろより多大なるご理解とご支援を賜り心から御礼申し上げます。鹿児島大学は、平成16年4月より、法人化され国立大学法人鹿児島大学となりました。これに先立ち平成15年10月より鹿児島大学医学部附属病院と歯学部附属病院を統合し、現在の鹿児島大学病院(大学病院)が誕生しました。

 

 大学病院が現在の桜ヶ丘地区(当時は亀ヶ原)に移転してきてからすでに約40年が経過しており、病院の老朽狭隘さ、患者、職員のアメニティの低さなどから病院の再開発を計画してきました。そこで、平成17年度から「21世紀に輝くヒューマントータルケア病院」を目指した病院再開発計画が着手され、平成19年からは新中央診療棟の建設に着工し、平成21年6月に完成いたしました。新中央診療棟には手術室、集中治療部、検査部、材料部が入り、病院の着実な運用に寄与してきております。また、病院の再開発の一環として、患者用駐車場の利用の利便性を向上するために立体駐車場を建設するとともに、病院玄関正面にも患者用駐車場を設置いたしました。

 

 平成23年4月からは新病棟(C棟)の建設に着工し、平成25年7月に竣工いたしました。患者さんの療養環境整備、免震装置による災害対策、屋上にはヘリポートを整備した新病棟は9階建てであります。8階には総合臨床研修センターを設置し、医師等の研修のための総合シミュレーションセンターが利用でき、初期研修の環境整備がハード面でもさらに充実する予定です。また、救命救急センターを開設し、新病棟は平成26年1月から正式に稼働を開始します。これからの病院再開発整備計画は、外来と病棟を併せ持つB棟を平成27年度に着工し、改修の予定であった現在の東、西病棟を取り壊し改築に改め、新しくA棟をその場に建築する計画です。これにより病院再開発整備計画は平成35年度までかかる計画になりますが、既存の外来、病棟をすべて全面的に改築し、災害にも強い免震装置を備えた新しい外来、病棟を建築する予定です。

 

 鹿児島大学病院は、鹿児島県では唯一の特定機能病院であり高度な医療を提供するとともに、医療人の育成を使命とする大学病院であります。さらに、鹿児島県で行われる地域医療の最後の砦の役割を担っています。そこで最高水準の医療を提供するために特定機能病院としての教育、研究、診療において日々の研鑽を続けております。ちなみに、都道府県がん診療連携拠点病院、エイズ中核拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センターなどの指定を受けております。病院内の中央診療施設等の充実を図るために、漢方診療センター、てんかん診療センター、女性医師等支援センター、栄養管理室、HIV対策室などをあらためて設置、改組などいたしました。地域医療支援としましては、鹿児島県地域医療再生計画のもと平成23年4月からは鹿児島県からの寄附講座「地域医療支援システム学講座」が設置され、病院内の地域医療支援センターが具体的な運用の活動をしております。また、国立大学病院としては先進的に日本医療機能評価機構の認定を平成14年度より受けており、昨年度には2度目の更新となる病院機能評価Ver.6が認定されました。

 

 鹿児島大学病院の理念であります、「医療人の育成及び医学・歯学の研究の充実と発展に貢献すると共に、常に患者さん本位の原点に立った、質の高い医療を提供します」をさらに推進していきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

病院長 熊本 一朗

 

 

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