血液・膠原病内科の紹介
血液・膠原病内科では、血液・腫瘍内科とリウマチ・膠原病内科の診療を行っています。血液・腫瘍内科は,血液内科として急性および慢性白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫等の造血器悪性腫瘍を中心として、再生不良性貧血等の各種貧血・骨髄異形成症候群・特発性血小板減少性紫斑病・血友病をはじめとする凝固異常症 など、すべての血液疾患を診療しています。
特に、成人T細胞白血病(ATL)に関しては世界一の患者数を誇り、通常の多剤併用化学療法から骨髄移植や最新の分子標的療法薬の臨床試験まで治療実績ではどこにも負けません。もちろんHTLV-Iキャリアの方の相談にも毎日対応しています。
また腫瘍内科として化学療法感受性の固形腫瘍(大腸癌・胃癌・肺癌・乳癌など)の化学療法(自己末梢血幹細胞移植を含む)も積極的に行っています。さらに我々の科には,抗がん剤の専門家がそろっています.すべての癌の抗がん剤治療の相談に応じています.
リウマチ・膠原病内科は、関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・混合性結合組織病・強皮症・シェーグレン症候群・血管炎症候群はもちろん、線維筋痛症や慢性疲労症候群など膠原病類縁の病気を幅広く診療しています。関節リウマチに対する抗体療法や分子標的療法などの新規治療薬も積極的に使用しています。
このように、血液・膠原病内科はいろんな種類の悪性腫瘍と免疫異常の病気を中心に診療をしている内科です。
医師紹介
| 氏名 | 職名 | 専門分野 | |
|---|---|---|---|
| 部門科長 | 有馬直道 | 教授 | 血液内科・膠原病内科 |
| 副部門科長 | 魚住公治 | 准教授 | 血液内科・腫瘍内科 |
| 外来医長 | 鈴木紳介 | 助教 | 血液内科 |
| 病棟医長 | 駿河幸男 | 助教 | 膠原病内科・感染症内科 |
| 松下格司 | 講師 | 血液内科・膠原病内科・緩和医療 | |
| 医員 | 4名 | ||
| 大学院生 | 1名 | ||
| 研修登録医 | 3名 |
診療曜日・時間表
※専門外来は、初診・再診どちらも曜日指定があります。
| 初診診療曜日 | 再診診療曜日 |
|---|---|
| 月〜金 | 月〜金 |
| 受付時間 | |
| 8:30〜11:00 (午後の受付も可能ですので御相談下さい) 予約の方は、予約10分前には診療部門科受付へおいでください。 |
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| 診療時間 | |
| 8:30〜17:00(診療終了まで) | |
| 休診日 | |
| 土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日-1月3日) ※診療部門科の都合により、診療日が変更になることもあります。 |
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診療分野および高度な医療機器等
実績
病床数は諸事情により約10床。なかなか入院できずにご迷惑をおかけしています。
2008年の外来新患は585名、内訳は、悪性リンパ腫54名、成人T細胞白血病39名、急性白血病10名、慢性白血病9名、多発性骨髄腫7名、骨髄異形成症候群24名、特発性血小板減少性紫斑病10名、関節リウマチ48名、SLE38名、シェーグレン症候群24名、ベーチェット病10名、強皮症11名、線維筋痛症26名 などとなっています。
2009年の外来新患は609名,内訳は,悪性リンパ腫64名,成人T細胞白血病28名急性白血病6名、慢性白血病5名、多発性骨髄腫12名、骨髄異形成症候群14名、特発性血小板減少性紫斑病16名、関節リウマチ24名、SLE19名、シェーグレン症候群13名、ベーチェット病9名、強皮症4名、線維筋痛症14名 などとなっています.悪性リンパ腫と成人T細胞白血病が引き続き多数を占めています.
★悪性リンパ腫の治療は基本的にevidenceに基づいた標準治療を行なっているので、その成績は他施設と同様(進行期の中・高悪性度リンパ腫で5年生存率50-60%)です。標準治療の定まっていない病型ではJCOGリンパ腫グループの多施設共同研究に参加して臨床研究(抗体療法含む)も行なっています。2009年夏より放射性同位元素標識モノクローナル抗体薬(ゼヴァリン)を用いた治療も始めました.
★成人T細胞白血病(急性型・リンパ腫型で3年生存率30%)では豊富な経験をもとに、上記研究班の臨床研究の他に、骨髄移植やミニ移植まで含めたすべての治療はもちろん、試験的な治療法にも取り組んでいます。まだ完治が期待できない疾患なので、個々の患者の病態に応じてQOLを最優先した治療を、可能な限り外来で行なっています。また患者家族をはじめとするウイルスキャリアの方の相談にも毎日応じています。なお、2010年8月より抗CCR4抗体を用いた初発ATL患者さんの臨床第2相試験が開始されます。さらに,2010年6月頃より,ヒ素製剤を用いた,再発・抵抗性ATL患者さんの臨床試験が開始されます.この後は,慢性型・くすぶり型ATL患者さんのインターフェロン/AZT併用療法の臨床試験も開始の予定です.
★多発性骨髄腫は、70才以下であれば原則的に自己末梢血幹細胞移植を行なう方針で治療しています。再発症例にはサリドマイドを積極的に使用し40%以上の有効性を得ています。ベルケイドを用いた抗がん剤併用の臨床試験も進行中です.
★急性白血病に関しては、病床数との関係で、国立病院機構鹿児島医療センター血液内科・今村病院本院血液内科などと協力して骨髄移植を含めた最新の治療を行なっています。
血液・膠原病内科では,初診・再診いずれも月曜日から金曜日まで毎日受付をしています。鹿児島県内には血液内科・膠原病内科・腫瘍内科いずれも専門医が少ないため対応できる病院が非常に限られています。どこを受診すべきかと悩まれたら是非私たちの診療科を受診してください。
■診療科で扱った主な手術や処置の件数
血液・膠原病内科を初めて受診される方へのお知らせ
血液・膠原病内科で診療している血液病は、内科の病気全体の中では約1割にも満たない比較的稀な病気ですが、中には白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの重篤な病気、再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病などの難治性の病気が含まれており、これらの病気は新しい治療法の開発を必要としているいわゆる難病が大部分です。頻度の低い難治性の病気の治療成績を向上させるためには、疾患の発生頻度や年次推移、地域差などを正確に把握し、その資料を礎として、多施設による臨床試験・研究を行う必要があります。
ところが残念な事に日本では、一部の病気を除いて、全国的な疾患登録・解析はほとんど行われておりません。つまり、血液病については、ある病気が特定の地域においてどのくらい発生し、治療研究をどの程度必要としているのか、などが全く判っていません。 そこで私たちはこの度、日本血液学会および日本臨床血液学会の主導による病名等の登録事業に参加することになりました。この事業では日本血液学会の約500の認定施設における血液病の登録を目標としており、発症状況の把握および新たな治療法の開発などの基礎となる情報を得る事につながるものと期待されています。もちろん患者様の個人情報の扱いには十分配慮して登録事業を行いますので、ご協力をよろしくお願い致します。
研究者・医学部学生・研修医の皆様は、難治ウイルス病態制御研究センターのホームページ(http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~ccvd/)で、感染宿主応答研究分野(血液・膠原病内科)も参照してください。
当科に関するお問い合わせ・質問・その他は、下記宛お願い致します。
鹿児島大学病院 血液・膠原病内科
電話:099-275-5934
FAX:099-275-5947
メール:uosakana@m.kufm.kagoshima-u.ac.jp
担当:魚住公治
場所







