鹿児島大学病院からのお知らせ

NPO法人 ECMO net 主催 「人工呼吸・ECMO講習会」を開催しました

 10月31日(日)に、NPO法人 ECMO net の主催により、鶴陵会館で「人工呼吸・ECMO講習会」が開催され、本院、鹿児島市立病院、県立大島病院、天陽会中央病院、米盛病院から計30名の医療従事者が参加しました。

 この講習会は、COVID-19の重症例に対する人工呼吸器/ECMO管理について、同治療を有効かつ安全に実施可能な人材育成を目的に、医師・看護師・臨床工学技士を対象に行われたものです。

 ECMO(エクモ、Extracorporeal membrane oxygenation:体外式膜型人工肺)は、機能が低下した肺の代わりに体内へ酸素を取り込む働きをする医療機器で、親指ほどの管を太ももの血管から入れて体外へ血液を抜き出し、二酸化炭素を拡散・除去した上で酸素を加え、首付近の血管から体内に戻す装置です。

 この間、患者さんは肺を休めることができますが、治療中は24時間態勢での管理が求められるため、熟練した「医療チーム」が必要となり、医師・看護師・臨床工学技士で構成された4人が1チームとなって、本格的な実践練習を行いました。

 また、ECMO net の中心メンバーである 小倉 崇以 済生会宇都宮病院 救命救急センター長や 星野 耕大 福岡大学病院 ECMOセンター 副センター長による講義も行われ、参加者は終始熱心に聴講していました。

 当日は、KKB鹿児島放送から取材の申込みがあり、「医療チーム」の必要性や実践練習の様子について、インタビューや撮影が併せて行われました。

 鹿児島大学病院は、鹿児島県における医療の「最後の砦」を守るため、これからも一致団結して医療に取り組んでまいります。

小倉 崇以 済生会宇都宮病院
救命救急センター長による講義の様子
患者さん(人形)の太ももの血管から
カテーテルを入れる様子
メディアの取材を受ける様子
ECMOにつなぐ管を操作する様子
ECMOを操作する様子